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2010 11,30 05:25 |
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http://jp.reuters.com/article/topNews/idJPJAPAN-14560020100329
第一生命に保険金不払い隠しとの内部告発、会社側は否定[東京 29日 ロイター] 第一生命保険が保険金の不払いを隠しているとの内部告発があり、金融庁が調査する方向であると関係者が29日、ロイターの取材に対して語った。 内部告発者は、第一生命が社内調査を通じて保険金の支払い可能性がある案件を把握しながら故意に支払請求の案内をしていなかったとしている。これに対し、第一生命は「大量の保険金の不払いを隠している事実は一切ない」「外部の弁護士から違法性は認められないとの所見を得ている」と反論している。 金融庁は2007年、生保各社に対し過去5年分の支払い漏れ件数や金額を調査・報告するよう命じた。これを受け、各社は調査を実施。不払いの可能性のある契約者にその旨を通知し、契約者からの請求によって不払いが確定した案件について支払いをした経緯があった。 内部告発者は、複数の病院で入院・手術などの治療を受けた契約者の保険金の支払いをめぐって、07年調査時の第一生命の対応を問題視している。内部告発者によると、第一生命は同調査の過程において、1)診断書の証明力は診断書を発行した病院以外の病院での治療にまでおよばないとする会社側の考え方、2)治療を受けた病院ごとに診断書を用意して請求すれば保険金が支払われる可能性があること──について、該当する可能性を把握した契約者に対し故意に支払請求の案内などの通知をしなかったという。内部告発者は金融庁などに公益通報をしており、関係者によると金融庁はこの内部告発について調査する方向。 第一生命は、07年の社内調査に伴い、契約者のデータベースを構築。支払い可能性があると判断される事案を抽出した上で、個別の通知や電話、訪問などを通じた請求勧奨や、全契約者に保険金の支払いについて解説した冊子を送付するなどの取り組みをしており「案内漏れがあったとは考えていない」(同社広報)としている。病院ごとの保険金の支払い可能性については07年度以降の分を対象に、08年度から順次、案内しているとし、それより前の分にさかのぼって調査・案内するかは未定としている。外部の弁護士に事実関係の調査を依頼し、現時点で「違法性は認められない」との所見を得ているとしている。 PR |
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